この度、平成30年10月1日より、医療法人愛風会 さく病院 病院長に就任致しました 遠近 裕宣 です。
私は、平成10年4月より、さく病院の外科部門にて診療に従事し、診療部長を経て今回病院長に就任させて頂きました。
さく病院は、昭和5年開院以来、地域住民の皆様に寄り添った医療を提供しております。
今後日本は、後期高齢者人口のピークを迎えます。
それに伴い高齢者に向けた医療、病診連携を行い地域医療機関が協力し急性期から慢性期とそれぞれの役割に応じて医療を提供する
地域包括ケアシステムの構築が重要になると考えています。
したがって当院の役割は
➀ 急性期入院治療後の在宅復帰や施設入所などのその後の生活をふまえた治療
➁ 地域クリニックと連携したいつでも安心して入院治療ができる地域の中核医療機関
➂ 地域住民の皆様のかかりつけ医として、各診療科ごとの充実した外来・入院の治療提供
➃ 重度の障がいがある方や高度な介護が必要な方の慢性期治療ができる入院施設
➄ 健診センター、各健康相談や産業医など地域の予防医療を提供する施設
これらを十分認識し、地域の皆様により良い治療を提供させていただきます。
理事長の方針のもと安心・安全な医療を提供し、病院長交代を大きな転機として職員一同一層努力してまいりますので今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
平成30年10月1日
さく病院 院長 遠近 裕宣
医療法人愛風会は、さく病院綱領に基づき下記の基本方針により活動を実践します。
1.良質で安全なサービスの提供
従事者の専門的知識・技術・人格教養の研鑽を怠らず、事故防止体制を強化し、良質で安全なサービスの提供に努めます。
2.二次病院としての機能の充実
当院は交通の便のいい市街地に位置していること、および診療圏内には診療所と小規模病院しかないことから、
二次病院として当院が地域に果たすべき役割には大なるものがあります。
地域の医療機関と連携しながら、二次病院としての診断・治療体制の一層の充実を図ります。
3.生活習慣病への対応
当院受診者の疾患で最も割合の高いのが生活習慣病です。住民はもとより周辺地域には中小企業が多く存在することも踏まえ、
早期発見、早期治療、疾病予防の取り組みを充実します。
4.高齢者への対応
年々増加する高齢者への対応は地域の切実なニーズでもあります。医療、介護、福祉の連携のもと、リハビリテーションを推進するとともに、
入院・在宅両面からの長期療養への対応を充実します。
5.人権の尊重と個人情報保護
患者様の人格の尊重と個人情報の保護に努め、選択と同意に基づくサービスを提供します。
6.地域への貢献
地域のニーズに常に関心を持ち、医療および健康に関する情報の発信に努め、住民の健康づくり活動を支援することにより、地域の発展に寄与します。 (2006年8月25日改定)
健康とは、「よく生き、よく死ぬこと」 であり、
医学とは、健康を考える学問であり、
医療とは、健康を守り、増進する活動である。
さく病院は 、地域とともに、健康を考え、守り、増進することを目的とする。 (1984年1月1日制定)
職員がその能力を発揮し、仕事と生活の調和を図り、働きやすい雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。
1.計画期間 2018年12月1日~2021年11月30日までの期間
2.内容
目標1.所定外労働時間のさらなる削減をめざす。
一人当たり1ヶ月の所定時間外労働時間を、2016年実績4.04時間、2017年実績3.29時間に対し
2021年平均2.5時間以内とする。
●2019年4月 ~ 2018年度実績を調査・分析のうえ、全部署にフィードバックのうえ、所定外労働時間の平均以上部署に指導を開始する。
●2020年4月 ~ 2020年目標を平均2.8時間、2021年度目標を平均2.5時間とし、全職員に公表のうえ、促進する。
目標2.育児短時間勤務制度見直しを実施
現在の3歳に満たない子を同居養育している職員から、就学前の子を同居養育している職員に改定する。
●2018年12月 育児休業規定改訂を労働基準監督署に提出
●2019年 1月 ~ 対象者や産休・育休取得中の職員に説明を実施するとともに、他の職員に短時間勤務取得者への理解と協力を求めるよう徹底する。
●2019年 4月 ~ 新制度での育児短時間勤務制度を施行する。 2018年11月16日 医療法人愛風会
1700年代 | 元禄~宝暦 | 朔 見育(1695~1758福岡県春日市須玖在住が、貝原和軒と赤星ト斉のもとで医学を学び、医師となる。以後、代々引き継がれる。 |
1930年 | 昭和5年 | 朔 元琳が、福岡市博多区竹下にて開業。外科病棟20床 |
1950年 | 昭和25年 | 結核患者受け入れのため増床。75床となる。 |
1960年 | 昭和35年4月 | 医療法人となる。理事長・院長に朔 哲二就任。 |
1961年 | 昭和36年 | リハビリ棟新設。病棟増床。221床となる。 |
1980年 | 昭和55年 | 頭部CTスキャン導入 |
1984年 | 昭和59年3月 | 新館(外来棟・病棟)落成。病院名を「朔病院」より「さく病院」に改称。 第1回病院祭開催。これをきっかけに竹下まつり誕生。翌年より毎年5月に同時開催。 |
5月 | 院長に朔 元洋就任。 | |
7月 | 理学療法施設基準承認。 第1回健康大学開催。以後、毎年開催。 | |
1985年 | 昭和60年3月 | 健診棟落成。健診活動開始。 |
8月 | 木造病棟全面解体により、192床となる。 | |
1986年 | 昭和61年1月 | 全身CTスキャン導入。 |
1987年 | 昭和62年4月 | 院長に朔 寛就任。 |
1993年 | 平成5年3月 | 全面改築工事(患者環境改築施設整備事業)着工。 |
平成6年3月 | 全面改築工事(患者環境改築施設整備事業)完成。 MRおよび血管造影装置導入。 | |
4月 | 患者環境改築施設整備事業により、許可病床数172床となる。 | |
1996年 | 平成8年9月 | CTスキャン入替。 骨塩測定装置導入。 |
1997年 | 平成9年12月 | デイケア・健診センター完成。 |
1999年 | 平成11年11月 | 介護保険居宅介護支援事業所「ヘルスケアセンター竹下」新設。 |
2000年 | 平成12年2月 | 介護保険介護療養型医療施設指定。 |
3月 | 介護保険短期入所療養介護指定。 | |
6月 | 「ヘルスケアセンター竹下」を「さく病院ヘルスケアセンター竹下」に名称変更。 | |
2002年 | 平成14年7月 | 回復期リハビリテーション病棟届出。 |
2004年 | 平成16年4月 | オーダリングシステム(入院投薬・注射)稼働開始。 |
2006年 | 平成18年4月 | 亜急性期入院医療管理料(亜急性期病棟)届出。 |
6月 | マンモグラフィー導入。 | |
7月 | 障害者施設等入院医療管理料(障害者施設病棟)届出。 | |
9月 | 亜急性期入院医療管理料(亜急性期病棟)増床。 | |
2008年 | 平成20年10月 | 回復期リハビリテーション病棟増床。 |
2015年 | 平成27年4月 | 地域包括ケア病床開始。 |
2018年 | 平成30年10月 | 理事長に朔 寛就任。 |
院長に遠近 裕宣就任。 | ||
2019年 | 令和2年1月 | 3Dマンモグラフィー導入。 |